インド・アジア太平洋の安全保障を高める合同軍事演習「コープ・ノース」
2019年2月18日から3月8日まで、航空自衛隊、アメリカ軍、オーストラリア空軍のパートナーシップ、攻撃力、相互運用性の向上と、多国間の航空作戦の遂行能力強化を図るための実地訓練、コープ・ ノース19(COPE NORTH 19)がグアムのアンダーセン空軍基地で実施されています。
2019年2月18日から3月8日まで、アメリカ軍、自衛隊、オーストラリア空軍はグアムのアンダーセン空軍基地で行われるコープ・ ノース2019に参加する。 長年行われているこの演習は、米国の空軍・海軍・海兵隊と航空自衛隊およびオーストラリア空軍との間の多国間航空作戦力を強化することを目的としている。 演習には、米国の空兵、海兵、海兵隊員が2,000人以上、航空自衛隊とオーストラリア空軍の隊員およそ850人が訓練に参加 し、さらに、米軍、自衛隊、オーストラリア空軍から21の飛行部隊の航空機およそ100機が参加する。 この演習は、一週間の人道支援と災害救援訓練から始まり、次の段階としてより大規模な軍の導入が必要な設定で、同盟国間の 即応力を強化する目的で行われる。これらの人道支援と災害救援の演習は、パラオやミクロネシア連邦を含む地域を支援する際 に必要な米国と同盟国の能力を高める重要な機会を提供する。 コープ・ノースは、1978年に三沢基地を拠点に四半期に一度の二国間演習として始まり、1999年に拠点をグアムに移した。今日、毎年恒例に行われている同演習は、地域の軍が重要な即応技術と相互運用性の強化を図りながら、インド太平洋地域の安定と安全を促進する機会となっている。
Cope North 2019 Allied Aeromedical Evacuations (Yokota Air Base)
航空自衛隊からは築城基地所属の第8航空団のF-2が6機、那覇基地の第9航空団のF-15が8機、航空救難団のU-125Aが2機、小牧基地の第1輸送航空隊からC-130Hが2機とKC-767が1機、三沢基地の警戒航空隊のE-2Cが2機が参加。人員は約460名が参加しています。
(※2月22日、台風2号のグアム接近に伴い演習は一時的に中断。緊急避難措置として、築城基地の第8航空団のF-2A/B、6機がアンダーセン空軍基地から無事帰投したようです。)
グアムにおける日米豪共同訓練に参加中のF-2戦闘機の帰投について(航空自衛隊)
▼2019年2月20日、グアムのアンダーセン空軍基地での航空自衛隊、アメリカ、オーストラリア空軍の飛行士たちによる集合写真
(dvids – U.S. Air Force Photo by Senior Airman Xavier Navarro)
▼アンダーセン空軍基地で、航空自衛隊小牧基地所属の第401飛行隊 C-130H に乗り込むアメリカ空軍飛行士たち
(dvids -U.S. Air Force Photo by Senior Airman Xavier Navarro)
▼多国間治安部隊野外訓練(FTX)演習で協力し合う、アメリカ空軍と航空自衛隊、オーストラリア空軍の兵士たち
(dvids -U.S. Air Force photo by Senior Airman Isaac Johnson)
▼即席のシェルターを披露する、アメリカ空軍第736警備隊戦隊コマンドーウォリアー
(dvids -U.S. Air Force photo by Senior Airman Isaac Johnson)
▼多国間治安部隊の野外訓練演習に参加する、オーストラリア空軍の軍用犬とトレーナー
(dvids -U.S. Air Force photo by Senior Airman Isaac Johnson)
▼多国間治安部隊の実地訓練演習後の、航空自衛隊、アメリカ、オーストラリア空軍の飛行士たちによる集合写真
(dvids -U.S. Air Force photo by Senior Airman Isaac Johnson)
▼US, Japan, Australia kick off Cope North drills on Guam
(Stars and Stripes)
▼COPE North 19 Humanitarian Assistance Disaster Relief
(Yokota Air Base)
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