【尖閣諸島】77日連続 中国公船の航行が常態化

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中国海警局の武装公船 77日連続確認

沖縄県・尖閣諸島周辺で中国の武装公船を77日間連続確認。平成24年9月の尖閣諸島国有化以降、最長の連続日数を更新。

沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で29日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは77日連続。平成24年9月の尖閣諸島国有化以降で、最長の連続日数を更新した。

第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。

閣周辺に中国船 77日連続 (産経新聞)

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尖閣諸島周辺海域における中国公船等の動向と我が国の対処(海上保安庁)

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周辺海域の警備にあたる 第十一管区海上保安本部

第十一管区海上保安本部(だいじゅういちかんくかいじょうほあんほんぶ)は、沖縄県の区域及びその沿岸水域(主に沖縄地方の東シナ海及び太平洋)を管轄範囲とする、海上保安庁の管区海上保安本部の一つ。定員は全国最大規模、略称は十一管。大型巡視船とヘリ搭載型巡視船計14隻相当の「尖閣警備専従部隊」を配備。

第十一管区海上保安本部

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第十一管区パンフレット(海上保安庁)

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警察初 離島対処の専従部隊を創設 

警察庁は、沖縄県・尖閣諸島など国境周辺の離島を警備する警察初の専門部隊「国境離島警備隊」を創設。武装集団による不法上陸などに備えるのが目的で、令和2年4月1日、沖縄県警に151人態勢で発足した。離島対処の専従部隊は警察で初めてとなり、武装集団の不法上陸などに対する即応能力の強化が狙いで、高い練度を持った隊員を配置し、自動小銃など強力な武器を装備させる。

これまでは海上保安庁の巡視船に警察官を乗せて警戒に当たってきたが、武装集団による不法上陸などへの対処能力を高めることになる。

警察庁によると、専門訓練を受け相手を制圧する手順を習熟した隊員や、新たに導入した大型ヘリコプターの操縦士らで構成。漁民に偽装した武装集団が離島に上陸した際に、自動小銃や防弾衣を装備して沖縄本島から大型ヘリで現場に急行、集団を摘発することなどを想定している。

広範囲をカバーするため福岡県警にも大型ヘリを配備。操縦士らヘリ運用要員9人の態勢で、沖縄県警とともに隊員輸送などを担う。

領土・領海の治安維持は一義的に警察や海保が担い、エスカレートして対応できない事態では自衛隊が海上警備行動や治安出動の命令を受けて対処に乗り出す。

沖縄県警に国境離島警備隊(日経新聞)

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