航空自衛隊パイロット「日本に対する空からの圧力が高まっている」

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「航空自衛隊が、日本の領土と領空を守ることのできる唯一の存在」

那覇基地の飛行隊に所属するパイロットの貴重なインタビューが掲載されています。

自衛隊の戦闘機パイロットで2等空佐のシロタ・タカミチ氏(40)は日本に対する空からの圧力が高まっていると述べた。専門家によれば、そうした圧力は他国があまり直面しない類のものだという。

シロタ氏によれば、潜在的な侵入の数は増えている。シロタ氏はCNNの単独インタビューに応じ、「領空侵犯に対するスクランブルの数は過去10年で急速に増加した。特に南西の空域では」と述べた。航空自衛隊のスクランブルの約70%がこの地域で行われたという。

南西の地域には尖閣諸島(中国名・釣魚島)もある。同諸島は日本の施政権下にあるが、中国は自国の領土だと主張している。沖縄もまたこの地域に含まれる。沖縄にある米軍嘉手納基地は「太平洋の要石」とも呼ばれ、米軍にとって南シナ海情勢に対応するための重要な軍事施設だ。

防衛省は3月、自衛隊機がインターセプトを行った中国機とロシア機の飛行ルートを公表した。中国機の飛行ルートは赤で示されており、東シナ海に集中している。中国の戦闘機は国際法は犯していない。19年度のスクランブルのうち中国機が対象だったものは675回におよんだが、国際的に認められている国境線の12マイル(約19キロ)以内には入ってこなかった。それでも、日本によれば、中国機はしばしば防空識別圏(ADIZ)に進入するという。

沖縄県那覇基地の第204飛行隊に所属するシロタ氏は、パイロットたちは365日、24時間態勢で警戒を続けていると語った。シロタ氏は、航空自衛隊が日本の領土と領空を守ることのできる唯一の存在だとの見方を示す。中国機と発砲し合う事態になったことはないが、常に緊張を強いられる仕事だという。

シロタ氏によれば、常に緊張感をもって地上で待機しており、空に上がっても同様で、常にモチベーションを高く維持しているという。「なぜなら、一度上空に上がったら、何が待ち受けているかわからないからだ。(中国機が)去っていくのを目にするかもしれないし、あるいは、対決することになるかもしれない」


航空自衛隊、中国からの絶え間ない圧力に直面(CNN)

 

24時間365日、休むことなく続く警戒監視

防衛省は2019年に、スクランブルの対象となった中国機とロシア機の飛行ルートを公表。中国機の飛行ルートは赤線で示されているように、東シナ海に集中しています。

航空自衛隊のスクランブルの回数は西側諸国の空軍の中で最も多く、北大西洋条約機構(NATO)に加盟する欧州の27カ国を合わせても、昨年空自が実行したスクランブルの半分に満たない回数となっています。パイロットは24時間365日、休むことなく日本の領空と周辺空域警戒監視を行っています。

  

 

 

 

我が国周辺の空の状況 (航空自衛隊)

 

 

 

ネットの反応

こんなにスクランブルするのは日本だけ?毎日のように昼夜関係なく空を守っていただいてありがとうございます。本当に感謝しています。

パイロットの方に限らず自衛隊の方々のすごいストレスと緊張感を感じます。いつまで続くのかは判りませんがありがとうございます。

中国は物量任せに圧力をかけて日本の疲弊を狙っている。前線に立つ自衛隊員のストレスも最高潮に達している事だろう。

他国と比べて日本が置かれている状況がこれほどまでとは知りませんでした。政府、マスコミは他国と比べてこれだけ挑発を受けていますということをもっと発信していかないといけないのでは?

中国軍機パイロットは攻撃される心配などしてない。専守防衛のため優秀であっても空自は攻撃してこないと侮られているのだろう。

あなた方のおかげで普通に生活出来ることを感謝します。安い給料で命がけ。子供には自衛隊、海保、警察、消防が重要な事はちゃんと教育しました。

航空自衛隊のパイロットの技量は世界有数の腕前と確信している。中国軍のパイロットとは雲泥の差。自衛隊の皆さんには本当に頭が下がります。

隊員たちの日々切迫した状況での活動、お疲れ様です。恐ろしいのは、大臣がこのように発信しているのに、国民は段々慣れてしまってきていること。非常に危機感を感じます。もっと国民は緊張感を持つべきです。

日本を護って頂き有難うございます。隊員の方々を護るための制度も宜しくお願い致します。

 

 


那覇基地の第204飛行隊に所属するシロタ・タカミチ2等空佐(航空自衛隊)






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