「こうのとり」7号機 宇宙ステーションに生鮮食品を届ける

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「こうのとり」7号機、国際宇宙ステーション(ISS)に生鮮食品を届ける

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H2Bロケットで打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)が、国際宇宙ステーション(ISS)に結合し、搭載していた生鮮食品がISSに滞在している宇宙飛行士に届けられたことを発表しました。

生鮮品の搭載は2015年の5号機から開始され、普段はレトルトやフリーズドライ食品が中心で、新鮮な野菜や果物を口にすることが少ない飛行士から好評を得ているようです。

 

「こうのとり」7号機で運ばれた生鮮食品の紹介

今回運ばれたのは、北海道産玉ネギ、宮城県産パプリカ、岡山県産シャインマスカット、愛媛、佐賀両県産の温州ミカンの計5種類です。

 

「こうのとり」7号機に搭載した生鮮食品について(JAXA)

 

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「こうのとり」7号機で運ばれた生鮮食品の紹介

ステーションで撮影した動画で、米航空宇宙局(NASA)のオナン飛行士は、日本からの野菜や果物を手にして感謝し、今年豪雨の被害を受けた岡山県のシャインマスカットや地震に見舞われた北海道のタマネギが届いたこともあり「皆さんの健康と早期の復興を願っている」と気遣いました。

 

「こうのとり」への生鮮食品搭載の目的

ISS計画では、補給船を保有する国が分担してISSに長期滞在する宇宙飛行士に生鮮食品(果物及び野菜。以下同じ)を届けています。JAXAでは、国産生鮮食品を調達し、「こうのとり」でISSに輸送、宇宙飛行士に提供することにより、宇宙飛行士が抱える長期宇宙滞在による様々なストレスを緩和し、パフォーマンスの向上に繋げたいと考えています。
また、併せて、“食”という身近なテーマを通じてISS/宇宙飛行士の活動を多くの人に身近な存在として認識いただくとともに、「こうのとり」ならではの国産生鮮食品の輸送を生鮮食品の産地の皆さまとともにアピールすることにより、ISSプログラムにおける日本のプレゼンスが向上することを期待しています。

(JAXA)

 


国際宇宙ステーション(ISS)の建設計画を最初に考えたのはアメリカでした。1984年、当時のアメリカの大統領であったレーガンは、宇宙で人間が生活できる宇宙基地を作ることを発表し、この計画を国際協力のもとで進めることとしました。 この呼びかけにより、1985年にはヨーロッパの国々が参加を決定、続いてカナダ、日本が参加を決めました。1993年にはロシアが参加を決定。現在15ヶ国が参加する、地球規模の大きなプロジェクトとなりました。

国際宇宙ステーション計画ってなに?(JAXA)

 

こうのとり7号機HTV7)日本の宇宙ステーション補給機の7号機で、2018年9月23日 2時52分27秒、にH-IIBロケット7号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。たび重なる天候の悪化やロケットの推進系統の異常により、4度打ち上げが延期されていた。

「こうのとり」7号機(HTV7)- JAXA

 

 

H-IIBロケット7号機による「こうのとり」7号機の打上げ

「こうのとり」7号機/H-IIBロケット7号機打上げライブ中継 ( KOUNOTORI7 / H-IIB F7 launch live broadcast. )

 

 

 

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