タイ洞窟で少年救出 貢献した日本人に国王から勲章

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少年たちの救助に貢献した日本人に国王から勲章

タイの洞窟で遭難した少年たちの救出活動に多大な功績があったとして、JICA(国際協力機構)の職員3人が、タイ国王ラーマ10世から勲章を授与されました。

 

タイ北部チェンライ県ではことし6月、地元サッカーチームのコーチと少年12人の合わせて13人が洞窟に入ったあと大量の水に阻まれて出られなくなり、タイ海軍や海外のダイバーなど国内外から集まった人たちによっておよそ半月後に救出されました。

首都バンコクの迎賓館では7日、タイ国王から、救出に貢献した188人に勲章が授与されました。

日本からはJICAの職員3人が顕著な奉仕活動を行った人に与えられる勲章を受章しました。このうち降籏英樹さんは、JICAからタイの王立潅漑局に出向していて、ふだんは農村部で潅漑の技術指導などを行っています。

今回の救出作業では、洞窟内の大量の水をポンプで排水するだけでなく、洞窟に注ぎ込む沢の流れを変えるようアドバイスして水の量を減らすことに成功し、ダイバーたちの救出活動を可能にする役割を果たしました。降籏さんは受章のあと「自分たちの活動がタイ側に評価されてうれしく思っています。引き続きタイの農業を支援していきたいです」と話していました。

NHKニュース

 

 

タイに顕著な奉仕のあった人物に国王から贈られる「ディレククンナポーン勲章」の勲五等を受章したのは、JICAタイ事務所の三宅繁輝次長と橋本豊企画調整員、JICA専門家の降籏英樹さんです。彼らは洞窟内の効率的な排水方法を助言したほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと協力し、衛星「だいち2号」のデータを活用したレーダー地形図を提供して、雨水の流入口の探査などに活用できるようにして救助支援に全力を挙げました。

 

今回受章した3名は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、電源開発株式会社(J-POWER)、衛星測位システムに関するJICA専門家(国土地理院より出向)の協力のもと、洞窟内の貯留水・泥水の効率的な排水方法にかかる技術的助言を行いました。この他、「だいち2号」による最高画質の衛星データを活用したレーダー地形図の提供、過去に日本からタイへ供与されたポンプ車(クボタ社製)の現地への派遣等、日本チームが一丸となって、タイ政府による捜索・救助活動を支援しました。
JICAは、今回遭難者が全員無事に救出されたことは、タイ、世界各国、日本の関係者が総力を結集して捜索・救出活動にあたった結果成し遂げられたものと考えております。全ての関係者への敬意を表するとともに、日本国内の皆様から寄せられた多くの励ましの声に対し、改めて厚く御礼申し上げます。(2018年9月10日)

JICA関係者がタイ国王より勲章を受章

 

JICA 独立行政法人国際協力機構Japan International Cooperation Agency、略称JICA、ジャイカ)。政府開発援助(ODA)の実施機関の一つであり、開発途上地域等の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的としている。

(NHK WORLD)

 

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(AFP PHOTO)

救出された少年たちは現在、学校に通うなどもとの生活に戻りつつあるということです。

式典では、救出された少年の1人、アドゥン・サムオンさん(14)が、「今後、しっかり生きて、恩返ししたいと思っています」とあいさつしました。会場では、救出された少年とタイ海軍のダイバーらが記念写真を撮る姿や、救助関係者どうしが互いの活動をたたえあう姿がみられました。

 

 

▼JICA 日本とタイの国際協力

JICA  日本とタイの国際協力

日本とタイの深い結びつき、知っていますか? 皆さんがタイを訪れた時に使う空港、地下鉄や橋などのタイの公共施設には、実は日本の協力によりつくられたものが沢山あります。 JICAがこれまで行ったきたタイへの国際協力をまとめました。ぜひ日本とタイの深い結びつきと新しい魅力を再発見してみてください。

 

 

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(KUVA: NARONG SANGNAK / EPA-PHOTO / ALL OVER PRESS)

 

 

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