【東京消防庁】 あらゆる災害に備える新型ヘリ「ひばり」デビュー

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航空隊のヘリコプター「ひばり」 新型機に更新

東京消防庁航空隊の新ヘリコプター、4代目「ひばり」の運航が開始されました。

この機体は、日本で初登録となる型式のヘリコプター(AW189型機)で、全備重量8.6トン、座席数はパイロット2名を含め21席。これまで以上に航続距離が長くなり、長時間の活動が可能となっているほか、地上の障害物との衝突を防ぐための警報装置を搭載しています。


今回新たに導入された新ヘリコプターは、日本で初登録となる型式のヘリコプターです。 この機体の特長として、航続距離が長くなり、長時間の活動が可能となっています。これは、胴体構造にカーボンファイバー等の複合材が多く使用され、耐久性の向上及び軽量化が図られているほか、搭載されている2つのエンジンはそれぞれがデジタル制御され、常に最適なエンジン性能を発揮できる構造となっているためです。

また、GPS測位情報から地形データベースを読み込み、コックピットに三次元描画する 「地形判読装置」及び地上の障害物との衝突を防止するための「対地接近警報装置」を搭載しています。この装備により安全性が飛躍的に向上しています。 これらの能力を最大限に発揮して、都心部の高層ビルや山岳地などの救助活動、島しょ地域などの長距離の救急活動において、より安全、安心な消防活動を実施していきます。

(東京消防庁)



消防ヘリ「ひばり」が新機体に!
東京消防庁公式チャンネル


歴代のヘリコプター「ひばり」

初代「ひばり」

▼ JA9027 シュドアビエーション(仏)製造、昭和44年2月 運航開始

2代目「ひばり」

▼ JA9610 アエロスパシアル(仏)製造、昭和60年2月 運航開始

3代目「ひばり」

▼ AS332L1 ユーロコプター社(仏)製造、平成13年6月 運航開始

最新型 4代目「ひばり」

▼ AW189 アグスタウェストランド(英・伊)製造、令和2年7月 運航開始

消防ヘリ「ひばり」を新型機に更新 (東京消防庁)


AW189 : イギリスとイタリアに拠点を置くヘリコプター開発・製造メーカーAgusta Westland(アグスタウェストランド社)が生産する大型双発ヘリコプター。救命救急や要人輸送、捜索救難、海上油田への送迎を想定している。

AW189 Latest Generation Capabilities (LEONARDO)




現在、東京消防庁航空隊では、中型機4機(ちどり・かもめ・つばめ・おおたか)と大型機4機(ひばり・ゆりかもめ・こうのとり・はくちょう)の計8機を運航し、空からの消火、救助、情報収集、救急患者の搬送等を行っています。




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