台風や豪雨などの影響により、まず想定される被害が水害。そして水害から自宅を守るうえで大きな一助となるのが「土のう」です。最近は、短時間に集中して発生するゲリラ豪雨で床下浸水や床上浸水などの被害が多発していますが、土のうを使って迅速に対応すれば被害を少なくすることも可能です。
正しい土のうの作り方 いざというときに役立つ自衛隊のノウハウ
陸上幕僚監部人事教育部募集・援護課が公開している「自衛隊LIFEHACK CHANNEL」では、危機管理のプロである自衛隊に伝わる、いざというとき知っておくと役立つ知識やノウハウの数々が紹介されています。
台風の多いこの季節に特に知っておきたい「正しい土のうの作り方」では、強度と耐久性を備えた正しい土のうの作り方と積み方を、2本の動画でわかりやすく解説しています。
自治体による土のうの貸し出し
差し迫る台風を前に、土のうを作るための土や袋を用意するのは大変です… しかし自治体によっては土のうの配布や貸し出しを行う「土のうステーション(土のう置き場)」が設置されているところもあるので、これを利用して自衛隊のノウハウを参考にすると、最強の土のうが作れることになります。
▼土のうの保管と再利用について
土のうステーションの土のうは、持ち出したかたに差し上げるものです。持ち出す前に、各ご家庭での保管場所を確保してください。土のうは、雨や日光が防げる場所に置くか、シートで覆うなどして保管してください。また、「すのこ」を置くなどして風通しを良くしてください。土のうは水に濡れても、繰り返し利用することができます。水に濡れた土のうは天日で乾かし、中の土をやわらかくほぐしてから保管してください。
土のうステーションには、重さ5kgと10kgの土のうがあり、各50、計100袋が入っています。必要に応じて土のうを持ち出せるように設置されていると思いますので、各自治体の窓口まで問い合わせてみてください。
・土のうの保管場所についてはお近くの自治体にお問い合わせください。
(以下、一例を紹介します)
▼土のうの積み方
出入口1mあたりに必要な土のうの数は、積み方、大きさ(中に入っている砂の量)によりますが、1段積み(10cm程度高)であれば、5kgで5~6袋、10kgでは3~4袋が必要です。土のうの積み方のポイントは以下のとおりです。
・縛り口を下流にして置いていきます
・上流側から下流側へ置いていき、縛り口を次の土のうで隠します
・3, 2段目、3段目の土のうは、半分ずらして積んでいきます
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