新型政府専用機、航空自衛隊千歳基地に到着

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2019年度に運航を始める新しい政府専用機、B777-300ER

2019年度に運航を始める新しい政府専用機がスイス・バーゼルを飛び立ち、17日午前7時50分頃、運航管理を担当する航空自衛隊の千歳基地に到着しました。外観のデザインコンセプトは日章旗。白い機体をベースに赤い曲線が側面に描かれていて、上面から見ると、赤いラインが尾部に向けてV字状にデザインされています。

機種は米ボーイング社の大型機(ボーイング777-300ER)で、エンジン2基の「双発機」であることが大きな特徴です。500名以上乗せる大型機ながら、民間航空機エンジンとして世界最大の推力を誇る「GE90シリーズ」を搭載することで、2基のエンジンだけで十分なパワーを確保。これにより、エンジンを4基搭載するB747などに比べ運航コストを抑えることが可能です。また燃費性能も改善し、現在の政府専用機(ボーイング747-400)と比べて、航続距離が約1000キロ延びます。機体の全長は現行の政府専用機より約3メートル長い73.9メートル。

整備や教育、訓練の委託先は、現在の日本航空(JAL/JL、9201)から全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)に移り、空中輸送員の訓練はANAの施設で行われます。

航空自衛隊は、2019年4月の運用開始に向け、パイロットや民間機の客室乗務員にあたる空中輸送員、整備士などの訓練を本格化させます。

政府専用機は1991年に導入され、天皇陛下の外国へのご訪問や首相の外遊などに使われています。運用する2機のうち残り1機は12月に配備予定で、現行の政府専用機2機は本年度で退役します。

 

 

首相や皇室の海外訪問などに使用する新しい政府専用機が17日朝、運用拠点となる航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)に到着した。新専用機はボーイング777-300ERで、運用試験や乗務員の訓練などを行う。現行機はジャンボ機の愛称で知られるボーイング747で平成5年に運行、今年度に引退の予定になっている。政府は故障など不測の事態に備え、予備機を含む2機を導入予定。うち1機が機体の調整や内装作業などを終え、スイスから16日、飛び立った。

新政府専用機、北海道・千歳市の航空自衛隊千歳基地に到着(産経ニュース)

 

千歳基地 | [JASDF] 航空自衛隊 – 防衛省

 

ボーイング777Boeing 777)

 

 

 

今年退役する、現行の政府専用機の紹介です

政府専用機紹介 – 防衛省

 

 

特別航空輸送隊 -SPECIAL AIRLIFT GROUP- | [JASDF]航空自衛隊

(どうしん電子版より)

 

 

Japanese Air Force One Boeing 777 1st Flight Replacement of 747 Aborts Landing

Japanese Air Force One Boeing 777 1st Flight Replacement of 747 Aborts Landing

新しい政府専用機の初飛行時の貴重な動画。機体はまだ塗装される前の真っ白な状態です。

 

 

 

 

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