【海自】南シナ海での対潜戦訓練を実施

PRESENCE 日本のプレゼンス Salute

実任務に就く潜水艦「くろしお」の訓練を公表

防衛省は17日、平成30年度インド太平洋方面派遣訓練部隊(護衛艦「かが」「いなづま」「すずつき」)とベトナム海軍親善訪問部隊(潜水艦「くろしお」)の対潜戦訓練を13日に実施したと発表しました。実任務に就く潜水艦の南シナ海での訓練が公表されたのは初めてです。

 

海上幕僚監部からの発表

PRESENCE 日本のプレゼンス

ヘリコプター搭載護衛艦「かが」と、有線にて吊り下げるソナーで潜水艦「くろしお」を探索する哨戒機「SH-60K」

対潜訓練の実施について(海上自衛隊)

 

 

対潜戦Anti-submarine warfare, ASW, A/S)は、潜水艦に対する海戦のこと。センサや兵器などの技術的進歩、訓練および経験、平時からの敵潜水艦の音紋や磁気特性などの継続的な収集(水中音響戦)と潮流など自然環境の観測、海戦術や航空戦術の改善により戦闘時の優位をもたらす。最初に敵潜水艦を発見するソナーの役割は大きく、対潜戦の成否の鍵を握っている。潜水艦の破壊には航空機や水上艦、水中のプラットホームから発射される対潜兵器が使用される。

 

 

 

産経新聞の報道

派遣したのは海自呉基地(広島県)を母港とする潜水艦「くろしお」。13日までに東南アジア周辺海域で長期訓練中の護衛艦「かが」「いなづま」「すずつき」の3隻と合流し、護衛艦や艦載ヘリコプターがソナーで潜水艦を探索する一方、潜水艦は探知されないように護衛艦に接近する実戦的な訓練を行った。訓練海域はフィリピン西側の公海上で、中国が南シナ海に引いた独自の境界線「九段線」の内側という。

くろしおは17日、南シナ海に面するベトナム中部の軍事要衝カムラン湾に寄港した。海自潜水艦が入港するのは初めてで、南シナ海で中国との領有権問題を抱えるベトナムとの連携を示す狙いもありそうだ。

海自潜水艦、南シナ海で訓練 異例の公表…軍事拠点化の中国牽制 ベトナム要衝にも初寄港(産経ニュース)

 

 

 

平成30年度インド太平洋方面派遣訓練部隊

 

護衛艦 かが(JS Kaga, DDH-184)

いずも型護衛艦の2番艦のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。艦名は加賀国に由来し、旧海軍の航空母艦「加賀」に続き日本の艦艇としては二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。艦内神社は白山比咩神社(加賀国一宮)

日本のプレゼンス

護衛艦 かが(海上自衛隊)

 

 

護衛艦 いなづま(JS Inazuma, DD-105)

むらさめ型護衛艦の5番艦。艦名は「稲妻」に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては旧海軍の雷型駆逐艦「電」、吹雪型駆逐艦「電」、いかづち型護衛艦「いなづま」に続き4代目。2000年3月15日に就役し、第4護衛隊群第4護衛隊に編入され呉に配備。

日本のプレゼンス

護衛艦 いなづま(海上自衛隊)

 

 

護衛艦 すずつき(JS Suzutsuki, DD-117)

あきづき型護衛艦 (2代)の3番艦。艦名は「爽やかに澄み切った秋の月」に由来する。この名を受け継ぐ日本の艦艇としては旧海軍の秋月型駆逐艦3番艦駆逐艦「涼月」に続いて2代目。2014年3月12日に就役し、第4護衛隊群第8護衛隊に編入され、佐世保に配備。

日本のプレゼンス

護衛艦 すずつき(海上自衛隊)

 

 

 

ベトナム海軍親善訪問部隊

 

潜水艦 くろしお(JS Kuroshio, SS-596)

おやしお型潜水艦の7番艦。艦名は黒潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の陽炎型駆逐艦「黒潮」、海上自衛隊初の潜水艦「くろしお」(SS-501) 、うずしお型潜水艦「くろしお」(SS-570)に続き4代目。2004年3月8日に就役し、第1潜水隊群第5潜水隊に編入され呉に配備

PRESENCE 日本のプレゼンス

潜水艦 くろしお(海上自衛隊)

 

 

 

中国海軍が日本近海でも活動を活発化させていることなどから、海上自衛隊は潜水艦の数を増やして監視態勢の強化を進めています。隠密性の高い潜水艦の訓練をあえて公表することは、南シナ海での日本のプレゼンスを高め、一方的な軍事拠点化を強行する中国を強く牽制する狙いがあります。

 

 

 

 

▼この記事をシェアする

Leave a Comment