韓国海軍によるレーダー照射 防衛省が映像を公開

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防衛省は12月28日、韓国海軍 「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から、海上自衛隊 第4航空群所属P-1哨戒機への火器管制レーダーを照射された件について、現場で撮影した動画を公開しました。

 

12月20日(木)に発生した韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から、海上自衛隊第4航空群所属P-1(厚木)への火器管制レーダーを照射された件について、当該P-1において撮影した動画を防衛省ウェブサイトで公表しました。

動画においては、海自P-1が、火器管制レーダーを一定時間継続して複数回照射されたとみられる場面や、海自P-1が当該駆逐艦から一定の高度と距離をとって飛行していること、また、海自P-1が当該駆逐艦に対して、「韓国海軍艦艇、艦番号971(KOREA SOUTH NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971)」と英語で計3回呼びかけ、レーダー照射の意図の確認を試みたことなどが記録されています。

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について (防衛省)

 

 

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について

 

防衛省の説明

・少なくとも2回、数分間にわたり火器管制レーダーが照射され、1回目は約5キロの距離だった。哨戒機は「避けた方がいいですね」「砲はこちらを向いていない」などと対応に当たった。

・哨戒機から韓国側に3度にわたり無線でレーダー照射を確認したことを伝え「行動の目的は何か」と確認したが、韓国側からの応答はなかった。

 

韓国国防省の説明

・韓国海軍の駆逐艦が海自の哨戒機に火器管制レーダーを使用していないとの従来の主張に変わりはないと表明。

・「客観的証拠とは見なせない」「一方的な内容の映像を公開し事実関係をごまかしていることに対し遺憾を表明する」

 

 

 

公開されたのは現場の映像の一部ですが、海上自衛隊が冷静に適切な行動を取っていることは一目瞭然です。

防衛省が証拠映像を公開することを事前に告知したところ、韓国側から公開は控えてほしいと依頼があったようです。その後もデタラメな説明を続け、映像が公開されたこの期に及んでも韓国国防省の報道官は苦し紛れなコメントを出し、さらに二転三転して海自乗組員の英語の発音が悪くて聞き取れなかったとか意味不明な説明が続いています。

 

火器管制用レーダーは「FCレーダー」とも呼ばれ、ミサイル発射時のロックオンに使用するものです。発射ボタンを押せば攻撃出来る状態になるので、今回の韓国側の行為は自衛隊、そして日本に対する攻撃予告ということを意味しています。最前線の海上自衛隊員の命が、韓国海軍によって危険にさらされたのです。

韓国側は「海自の哨戒機を追跡する目的でレーダーを使った事実はない」と釈明しているようですが、国際法上では照射された側が危険回避のために即時攻撃してもおかしくないレベルの話なのです。

今回は世界に向けて映像を公開し、ファクトを示したことによって、自衛隊と日本の名誉と安全が守られました。

 

徴用工訴訟、海自の旭日旗掲揚問題、慰安婦合意の一方的な破棄、竹島周辺での軍事訓練や、スポーツや文化・芸能、教育への干渉など…とにかく何にでも一方的に反日行為を仕掛けてくるのでキリがないですね。いつからか「韓国」に関することを書く時間も検証も無駄だと思うようになり、考えることすらイヤになりました。

民主国家とは言えない隣国をこれ以上相手にする必要はあるのでしょうか?

日韓関係が悪化して、日米韓での北東アジアの安全保障体制が揺らぐことで利するのは中国や北朝鮮。これだけの事態が続き、問題収束の見通しも全く立たない状況なので、形骸化した「同盟国」という認識を改める時期に入ったように思います。

 

 

 

P-1は、防衛省技術研究本部と川崎重工業が開発し、川崎重工業が製造、海上自衛隊が保有・運用する固定翼哨戒機。乗員11名。2015年3月末の時点で9機が海上自衛隊に所属している。

哨戒機「P-1」(防衛省)

 

 

 

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