北朝鮮関連船舶による違法な洋上での物資の積替えの疑い
防衛省は31日、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁に反し、洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」の動画を公開しました。海上自衛隊の補給艦「はまな」が6月に撮影した映像では、北朝鮮船籍のタンカーに船籍不明の小型船舶が横付けし、甲板で乗組員が動いている様子が確認できます。その他、政府が確認した10件の瀬取りの写真も紹介しています。
北朝鮮の核・ミサイル開発は、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後、最も厳しいと言っても過言ではありません。平成29年12月に採択された国連安保理決議第2397号をはじめ、国際社会で一致団結して北朝鮮への圧力を最大限まで高め、北朝鮮の政策を変えさせなければなりません。
平成29年9月に採択された国連安保理決議第2375号においては、国連加盟国は北朝鮮籍船舶に対する又は北朝鮮籍船舶からの洋上での船舶間の物資の積替え(いわゆる「瀬取り」)を容易にし、又は関与することが禁止されています。
我が国としては、朝鮮半島の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な非核化という共通の目標に向け、米国や韓国のみならず、中国・ロシアを含む国際社会と密接に連携しながら、「瀬取り」への対応を含め、国連安保理決議の実効性を確保していく必要があります。
我が国における国連安保理決議の実効性の確保のための取組(防衛省)
●#北朝鮮 関連船舶による違法な洋上での物資の積替えの疑い(#瀬取り)
防衛省・自衛隊の活動に対する理解を深めていただくとともに、北朝鮮問題の解決に向けた努力を国際社会と共に一層進めていく観点から、これまでの活動を動画にまとめました。
・https://t.co/agHTfBUCzI
・https://t.co/V1JFVeiPkc pic.twitter.com/KUCoXWKQSO— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) August 31, 2018
▼海上自衛隊が実施している「瀬取り」対応状況がYouTubeに公開されました
▼海外との警戒監視協力
防衛省は『「瀬取り」に対する関係国による警戒監視活動』についての状況を公開しています。(2018年4月28日)
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