消防・警察・自衛隊・海保による連携
愛知県田原市で、9月に開催されるサーフィン世界選手権のための大規模特殊災害訓練が実施され、消防・警察や機動隊・自衛隊・海上保安庁の約150人、車両約30台が参加しました。(8月17日)
訓練は、サーフィンの世界選手権の会場で何者かが液体を撒き、複数の負傷者が出たとの想定で実施されました。防護服をまとった消防隊員が担架を使って症状の重い患者を搬送したり、愛知県警の機動隊員が撒かれた液体の分析や回収、汚染された一帯を除染する手順について確認したりしました。(東海テレビ)
除染シャワーや救急救護テントを設営し、化学防護服を着た搬送隊が傷病者の除染救護を行いました。
世界的なビッグイベント、ISAワールドサーフィンゲームスが開催
サーフィンの世界的なビッグイベント、「2018アーバンリサーチ ISAワールドサーフィンゲームス(2018 URBAN RESEARCH ISA WORLD SURFING GAMES)」が、2018年9月15日から田原市大石海岸で一週間に渡り開催されます。この大会は、サーフィンの世界チャンピオンと国のランキングを決定する世界選手権で『サーフィンのワールドカップ』として位置付けられています。日本では1990年大会以来28年ぶり2度目の開催で、期間中は、世界各国から大会関係者約500人、観光客約4万人が集まると想定されています。
日本代表選手は、大原洋人(21)、村上舜(21)、川合美乃里(17)、五十嵐カノア(20)、大村奈央(25)、黒川日菜子(22)の6名。サーフィンは2020年の東京オリンピックで初めて競技種目となるので、機運を高める意味でもとても重要な大会となります。
田原消防署の岡本長佳署長は、「消防、警察、自衛隊といった各機関の力を結束して事にあたらなければ、地域の住民や訪れた大勢の人たちの安心安全にはつながらない。この訓練は大変有意義なものになった」と講評しました。
(写真 : TONICHI NEWS)
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