海保が安全確保 操業中の日本漁船に接近を繰り返す
第11管区海上保安本部(那覇)によると、6月2日午後4時すぎから、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船2隻が侵入。午後4時50分ごろ、魚釣島の西約7キロの海上で操業中の日本漁船に接近しようとする動きを繰り返したため、海保の巡視船が漁船の安全を確保。乗員3人にけがはなかったということです。
2日夕方、沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻が、付近の海域で操業していた日本の漁船に接近しました。海上保安本部の巡視船が間に入るなどして漁船の安全を確保し、海警局の2隻に対して直ちに領海から出るよう警告を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻のうち2隻が、2日午後4時すぎから日本の領海に侵入しました。
その後、午後4時50分ごろ、魚釣島の西およそ7キロの海上で、付近で操業していた日本の漁船に接近したということです。
海上保安本部の巡視船が海警局の船との間に入るなどして漁船の安全を確保し、漁船に乗っていた3人にけがはありませんでした。
2隻は、午後10時の時点で、魚釣島の北東およそ6キロから8キロの領海内を航行しているということで、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。
接続水域にいた4隻のうち2隻が領海侵入。接続水域の2隻のうち1隻は機関砲のようなものを搭載していたようです。
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中国海警局
中国人民武装警察部隊海警総隊(ちゅうごくじんみんぶそうけいさつぶたい-かいけいそうたい)は、中華人民共和国の海上法執行機関で、中国人民武装警察部隊の部隊の一つ。対外的には中国海警局(China Coast Guard)と呼称する。海上安全業務や海上捜索救助業務が任務外であるなど、諸外国の沿岸警備隊と異なる点を持つ。
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第十一管区海上保安本部に配備されている、尖閣専従部隊の巡視船
第十一管区海上保安本部 : 沖縄県の区域及びその沿岸水域(主に沖縄地方の東シナ海及び太平洋)を管轄範囲とする、海上保安庁の管区海上保安本部の一つ。海保最大規模の管区であり、2015年度末時点の勢力は大型巡視船(PLHとPL型)19隻、定員1,722人。このうち尖閣領海警備専従部隊の定員は606人である。
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尖閣周辺では、80日連続で中国の公船が確認されています。
中国公船による領海侵入は6月22日以来で、今年13日目。5月にも尖閣諸島沖の領海内で日本漁船に接近したとして、外務省が中国側に抗議していました。
このような事態が続くと報道も少なくなり、国民の関心も薄くなりがちです。
日本固有の領土が狙われていることを再度認識し、侵略行為を常態化させないよう毅然と対応しなければなりません。
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