【空自】米空軍B52と東シナ海で共同訓練実施

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航空自衛隊は27日、東シナ海から日本海の上空で米空軍の戦略爆撃機B52と共同訓練を実施しました。沖縄の那覇基地や福岡の築城基地など、複数の基地から飛び立った空自の戦闘機10数機が入れ替わりで編隊飛行などの演習を行ったようです。

 

核兵器を搭載できる米空軍のB52戦略爆撃機と航空自衛隊の戦闘機が27日、東シナ海から日本海にかけての広い空域で大規模な共同訓練を行ったことがわかった。尖閣諸島(沖縄県)のある東シナ海での訓練のほか、日本海をB52が北上するのに合わせて、空自の複数の基地に所属する多数の戦闘機が順次、訓練に参加した。中国を念頭に日米の連携を示す狙いがあるとみられる。

政府関係者によると、B52は米領グアムのアンダーセン空軍基地から飛来。沖縄周辺の東シナ海上空で空自那覇基地(同)の複数のF15戦闘機と編隊飛行などの訓練を行った後、九州沖で同築城基地(福岡県)のF2戦闘機と訓練して日本海に入った。その後、日本海を北上し、別の基地の空自戦闘機とも順次、訓練を行ったという。

(空自と米軍のB52、大規模な共同訓練実施 – YOMIURI ONLINE)

 

 

米国防総省が、B52が東シナ海の上空を飛行したことを明らかにしました

米国防総省は26日、核兵器搭載可能な米空軍のB52戦略爆撃機が今週、中国の軍事拠点化が進む南シナ海や、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり日中が対立する東シナ海の上空を飛行したことを明らかにした。中国の覇権的海洋進出に対抗する狙いが込められているのは確実だ。

国防総省によると、B52が東シナ海上空を飛行したのは25日夜。米CNNテレビの報道では、航空自衛隊の戦闘機の先導で尖閣諸島付近や、中国が東シナ海に設定した防空識別圏内を飛行したとされる。

同省は飛行に関し、「地域の同盟・パートナー諸国との即応能力や相互運用能力の向上のための通常任務だ」と指摘した上で、「米軍は国際法で認められた飛行や航海、作戦行動を自身が選ぶ時間と場所で展開していく」と強調した。

南シナ海上空の飛行に関しては「今週初めに行われた」とし、具体的な日付は明らかにしなかった。

マティス米国防長官は26日、今回の飛行について「正常を外れた活動では一切ない」と強調した上で「米中の軍同士は戦略的関係にあり、両国ともその必要性を認識している」と述べ、中国が関係を悪化させるような対抗措置をとってくる可能性は低いとの考えを示した。

(米空軍B52、東シナ海と南シナ海上空を飛行 – 産経ニュース)

 

 

 

 

アメリカ太平洋空軍(PACAF)が写真を公開しています

 

 

▼ アメリカ太平洋空軍(PACAF)のTweetより

 

 

 

 

CNNによると26日、米海軍の強襲揚陸艦WASP(ワスプ)の香港への寄港申請を中国が拒否したと伝えました。WASPは世界最大の強襲揚陸艦で、来月香港に寄港する予定でした。

The Chinese government has blocked a US Navy ship from docking in Hong Kong amid a growing diplomatic feud between the two countries over strict military sanctions imposed by Washington.

The USS Wasp, an amphibious assault ship comparable to a baby aircraft carrier, with a crew of more than 1,000 sailors, was scheduled to make a port call in Hong Kong next month according to two US officials.

It isn’t the first time Beijing has canceled a visit by a US warship in protest. Most recently, China denied the aircraft carrier USS John C. Stennis access to Hong Kong in 2016 after the ship hosted then US Secretary of Defense Ash Carter on a visit to the South China Sea.

“The Chinese side reviews and approves such request in accordance with the principle of sovereignty and in light of specific situation on a case-by-case basis,” Foreign Ministry spokesman Geng Shuang said on Tuesday.

China cancels US warship visit to Hong Kong amid military sanction backlash (CNN)

 

 

 

米軍は今年に入り、北朝鮮指導部への「斬首作戦」を見据えて、強襲揚陸艦にイージス艦2隻を加えた新たな展開を決めました。WASPは極めて高い攻撃力を持ち、この作戦の中心として位置付けられています。

The amphibious assault ship USS Wasp (LHD 1) transits the Strait of Magellan in an undated US government photo.

WASP  ワスプUSS Wasp, LHD-1)は、アメリカ海軍の強襲揚陸艦(輸送ヘリコプターなどを始めとした各種上陸用舟艇を搭載・運用する能力を持つ艦)。アメリカ海軍における伝統の艦名で、初代はアメリカ独立戦争時の軍艦にまでさかのぼる。現在、米海軍の佐世保基地に配属されていて、インド洋・太平洋地域で活動している。

B-52は、ボーイング社が開発しアメリカ空軍に採用された戦略爆撃機。愛称はストラトフォートレスStratofortress:「成層圏の要塞」)。1955年から運用・改良を重ね、現在は最終量産型機B-52Hが使用されている非常に息の長い軍用機である。

 

 

 

米国トランプ政権は最近、台湾にF16戦闘機などの部品を売却する方針を示し、ロシアとの武器取引に絡んで中国側に制裁措置を講じていました。貿易などを巡っても米中の対立が激しくなる中での米海軍WASPの香港入港拒否は、中国側から米側への反発ということなのでしょう。

 

航空自衛隊と米空軍が連携して中国やロシアをけん制し、東アジアでのプレゼンスを高めています。

 

空自は24時間体制でスクランブルに備えているので、常に多くの労力を要している状況です。それに、F15は古い機体なので老朽化が進んでいると言われています。これ以上の稼働のためにも、予算を増やして隊員の待遇を改善し、充実したメンテナンスや新しいパーツなどの調達ができるようにして欲しいと願います。

 

 

 

 

 

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