【海保・警察】反捕鯨活動家の妨害を想定した合同訓練を実施

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法務省が反捕鯨活動のリーダー格の入国を拒否したことで太地町にイルカ漁の妨害に来る活動家は減少しましたが、違法な活動やトラブルへの懸念は完全には払拭されていません。9月1日の漁解禁を控え、県警や地元機関は警戒に本腰を入れます。

海上保安庁と警察による想定訓練

和歌山県太地町で9月にイルカなど小型鯨類の追い込み漁が解禁されるのを前に、第5管区海上保安本部(神戸)と和歌山県警が10日、反捕鯨団体による妨害行為を想定した合同訓練を太地港周辺で実施し、海上保安官や警察官ら計約100人が参加しました。反捕鯨活動家による海上での妨害活動や陸上での抗議活動を想定して訓練が行われました。(2018.8.10)

 

訓練では、停船命令を無視して航行する反捕鯨活動家の小型船に海上保安官らがゴムボート2隻で近づき、一斉に乗り込んで抵抗するメンバーを取り押さえた。また、陸上で活動の様子を撮影していたメンバーに警察官が任意同行を求めた。太地町では過去にイルカのいけすの網が切られたり、捕鯨の記念碑が壊されたりしたほか、昨年は同県白浜町のレジャー施設で行われたイルカショーを反捕鯨活動家が妨害する事件が起きた。

(産経ニュース)

(カンテレ)

 

臨時交番を開設して24時間体制で監視

県警は、活動家による違法行為がないか町内を巡回し、情報収集するために臨時交番を設置しました。(2018.8.21)

 

和歌山県太地町で9月から小型捕鯨類の追い込み漁が始まるのを前に、県警は21日、反捕鯨団体の活動を監視する臨時交番を設置しました。臨時交番は小型捕鯨類の追い込み漁に反対する団体の活動警戒と抑止を目的に、平成23年から毎年この時期に設置されています。県警によりますと去年は8月末から3月上旬まで間に、約50人の反捕鯨活動家とみられる人が太地町に入り、また、去年10月には活動家とみられる外国人が白浜町のアドベンチャーワールドでイルカショーのプールに飛び込み妨害する事案が発生しています。太地町臨時交番には、毎日7人から8人の警察官を配置し、来年3月末まで24時間体制で反捕鯨団体を監視します。

海と日本PROJECT(日本財団)

 

 

太地町漁業組合の声

 

 

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