西日本豪雨への対応で、海上保安庁は今月14日までに、被災者54人を救助し漂流船47隻を撤去しました。患者や医師などの搬送、給水支援や物資輸送などにも全力を注ぎ、今も行方不明者の捜索を続けています。
今年の夏は西日本豪雨や台風の影響で、海保のイベント中止が続きました。
西日本豪雨の被災地を抱える第六管区海上保安本部は「豪雨災害で一部のイベントは中止したが、国民に海の安全・安心について理解を深めてもらうためにも必要なイベントは実施したいと考えている。10月6日には創設70周年記念展示訓練を行うので、ぜひ見学してほしい」と話している。
海保は、最大のイベントである東京湾で行う観閲式を、昨年まで5年連続で中止していた。沖縄・尖閣諸島の領海に中国船などの侵入が相次ぎ、警備の必要に迫られたことが影響した。今年は海保創設70年、洋式灯台設置150年という節目の年。尖閣諸島警備の体制が整ったこともあり、5月には6年ぶりとなる観閲式を行ったのを皮切りに、全国各地で体験航海や一般公開のイベントを活性化させPRに努めていた。夏に行われる体験航海などのイベントは、参加をきっかけに海上保安官を志望するケースも多く、貴重な人材獲得の機会でもある。
<海保>水害や台風などで相次ぐイベント中止(毎日)
第六管区海上保安本部とは、主に中国〜四国地方の瀬戸内海、ならびに岡山県、広島県、山口県(一部を除く)、香川県、愛媛県を管轄範囲とする、海上保安庁の管区海上保安本部の一つ。
10月6日(土)、「第六管区海上保安本部創設70周年記念展示総合訓練」を実施します。乗船者600名を大募集! 応募方法:往復はがき 応募締切:9月3日(月)当日消印有効 乗下船場所:広島市南区広島港宇品外貿埠頭
抽選の結果運良く当選すると、巡視船に乗って訓練を見学できます。広島湾をクルージングしながら迫力ある演習と見所満載の演目を楽しめ、海上保安庁の活躍を知ることができる特別な1日になると思います。
巡視船こじま : 1993年に就役した大型巡視船で、海上保安大学校の4代目の練習船として運用されている
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