ボランティアに参加するために
平成30年7月豪雨への支援に、全国から約12万人のボランティアの方々が駆けつけたようです。(8月10日現在)これから被災地を訪れて復興の役に立ちたいと思っている方も多いと思います。現地で何が求められて、どのような支援ができるのか、参加先の自治体のホームページやSNSなどで事前に確認してみましょう。
被災地におけるボランティア活動の内容は変化しているものの、まだまだ多くのボランティアが必要とされています。既にボランティアの受け付けが終了している自治体もありますが、岡山県、広島県、愛媛県は、多くの方の参加を求めているようです (8月10日現在)
事前に的確な情報の入手を
被災地支援のボランティア活動は、支援を求める被災地の方がたのニーズと、支援をしたいという方がたの思いによって成り立っています。お互いの思いがすれ違うことがないよう、ボランティアを希望される方は、以下の点にご留意ください。
・正しい情報入手 : 被災地へのボランティアについては、事前に的確な情報入手をしてください。
・十分な準備 : 災害によって活動時に必要な服装が違いますので、十分な準備をお願いします。
・ボランティア保険 : 被災地入りする前に、最寄りの社会福祉協議会で加入してください。
・識別できる服装 : ボランティア活動中であることが識別できるようにすることが大切です。
・支援物資は必要?: 支援物資は、現地で必要とされている場合のみ送付してください。
・最も大切な支援 : 被災地で活動するだけでなく、募金も大切な支援の一つとなります。
ボランティアセンターの募集状況 (8月10日現在)
ボランティア募集状況は、毎日変化しています
被災地の状況は、それぞれ異なります。混乱を最小限にしたり、ニーズ量等の理由により、一日当たりの受け入れ人数を制限している場合がありますので、最新の情報をご確認ください。 (8月10日現在)
市町村災害ボランティアセンター等のボランティア募集状況(全国社会福祉協議会)
(photo: 産経ニュースより引用)
各被災地での工夫、広がる取り組み
地域の皆さんやボランティアの皆さんが、炎天下の中、各被災地でご活躍頂いており、各地で工夫した取り組みが広がっています。首相官邸HPには「助け合いの輪、知恵の輪!」というコーナーが設けられて各地からの声が紹介されています。
「助け合いの輪、知恵の輪!」の事例
- コインランドリーが数時間待ちの中、炎天下の中でお待ちいただくことがないよう、地元の方がお一人で名簿用紙を用意し順番を整理。自宅で待機することが可能に。
- 段ボールベッドを導入するにあたり、避難民から苦情の声もあがったが、ボランティアの医師が、段ボールベッド導入の利点(エコノミークラス症候群の防止、床のほこりを直接吸い込まないなど)を説明し、スムーズなセッティングが可能に。
- 衣類物資の保管スペースがない中で、下駄箱を綺麗に清掃した上で、洋服をサイズごとに分け綺麗に畳んで取り易いように陳列・工夫。
- 被災当初にはボランティアが不足していたところ、平時から子育て支援をされている団体の方が、保育士の知人を募り、託児・子育てのボランティアを実施。初動として活躍。
お盆のボランティア募集について
8月13日から15日までを中心に、被災地では初めてのお盆を迎えようとしています。被災された方々のお気持ちに配慮し、ボランティアの募集・活動をお休みする災害ボランティアセンターが多いですが、帰省する学生たちの支援を期待して継続する地域もありますので、ホームページなどで各災害ボランティアセンターの情報を確認ください。また、お盆期間明けは、再び多くのボランティアの皆さんの活動を必要としている地域があります。引き続きボランティア活動への協力をお願いいたします。
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